
海ぶどう(クビレズタ)は、直径1〜2ミリほどの緑色の粒がぶどうの房のように連なる海藻で、プチプチとした食感と磯の風味が持ち味の沖縄を代表する海産物です。恩納村では1994年頃、沖縄県水産試験場で研究されていた陸上養殖技術を恩納村漁業協同組合が導入し、県内で初めて海ぶどうの本格的な養殖に成功しました。この技術確立を機に沖縄本島各地へ養殖が広がり、現在ではもずく・クルマエビに次ぐ沖縄県の主要な養殖水産物に成長しています。三杯酢や醤油をかけてそのまま食べるほか、丼や刺身の付け合わせとしても親しまれ、「グリーンキャビア」の愛称で観光客からも人気を集めています。鮮度が落ちると粒がしぼんでしまうため、収穫後の温度管理が味を保つ上で重要とされます。
発祥
海ぶどうは沖縄近海の浅瀬に自生していた海藻で、地元では古くから食されていましたが、天然ものは採取量が限られていました。1994年頃、沖縄県水産試験場が研究を進めていた陸上養殖の手法を恩納村漁業協同組合が導入したことをきっかけに、県内で初めて海ぶどうの本格的な養殖技術が確立されました。
歴史
恩納村漁協はもずくやアーサなど海藻養殖の分野で県内をリードしてきた実績があり、海ぶどうについても国内で先駆けて養殖化に成功した地域として知られています。この技術確立以降、沖縄本島全域へ養殖が広がり、現在ではもずく・クルマエビに次ぐ沖縄県の主要な養殖水産物のひとつに数えられるまでに成長しました。
特徴
直径1〜2ミリほどの緑色の粒がぶどうの房のように茎に連なった見た目が特徴で、噛むとプチプチと弾ける独特の食感と磯の香りが楽しめます。三杯酢をかけてそのまま食べるのが定番ですが、10℃以下で保存すると低温障害を起こして粒がしぼんでしまうため、常温での取り扱いが品質を保つ上で重要です。
主な食材
食文化
沖縄では古くから食べられてきた海藻ですが、養殖技術の確立によって安定的に流通するようになり、居酒屋の定番メニューや観光土産として全国的な知名度を獲得しました。「グリーンキャビア」の愛称でも親しまれています。
有名店
元祖 海ぶどう 万座毛店
沖縄県国頭郡恩納村恩納2767 万座毛周辺活性化施設2F
海ぶどう丼発祥とされる店。看板メニューの元祖海ぶどう丼は1,700円(税込)前後で、恩納村産の海ぶどうをたっぷり味わえる
よくある質問
Q. 海ぶどうを冷蔵庫で保存してはいけないのですか?
A. 海ぶどうは温かい海で育つため寒さに弱く、10℃以下で保存すると低温障害を起こして粒がしぼんでしまいます。常温・室温で保存するのが基本です。