せり鍋

Seri Nabe

せり鍋 1

画像: Wikimedia Commons

せり鍋は、宮城県産のせり(芹)を根・茎・葉すべて丸ごと使う鍋料理です。せりの根には強い旨みが凝縮されており、シャキシャキとした香り高い根の食感が持ち味となっています。宮城県は全国有数のせりの生産地で、なかでも県内生産量の約8割を占める名取市が主産地として知られています。名取市では名取川の伏流水が湧く上余田・下余田の地区で古くからせり栽培が行われており、元和年間(1620年代)には野生のせりの栽培に関する記録が残り、安永年間(1770年代)にはせり栽培が広く普及したと伝えられています。伊達政宗が天正18年(1590年)の連歌の席でせりの根を「根芹(ねぜり)」と詠んだとも伝わり、古くから根まで味わう文化があったことがうかがえます。近年は牛たん焼きやずんだ餅と並ぶ仙台・宮城の名物グルメとして知名度が高まり、冬場を中心に多くの飲食店で提供されるようになっています。

発祥

せり鍋に使われる「仙台せり」の主産地・名取市では、名取川の伏流水が湧き出る上余田・下余田の限られた地区で古くからせりが栽培されてきました。元和年間(1620年代)には野生のせりを栽培していたことを示す文献が残り、安永年間(1770年代)にはせり栽培が普及したと伝えられています。伊達政宗が天正18年(1590年)の連歌の席でせりの根を「根芹(ねぜり)」と詠んだという記録も残り、古くから根の部分を重んじる文化があったことがうかがえます。

歴史

名取市は宮城県内のせり生産量の約8割を占める主産地で、「仙台せり」のブランドで全国に出荷されてきました。従来はせりの葉や茎を食べるのが一般的でしたが、根の部分にも強い旨みがあることから、根まで丸ごと味わう「せり鍋」が名取市を中心に新たな名物料理として提案され、地元の鍋まつりなどで評価を高めながら広まりました。近年は仙台せりが地理的表示(GI)保護制度に登録されるなど、産地としてのブランド価値がさらに高まっています。

特徴

根・茎・葉をすべて食べるのが最大の特徴で、部位ごとに異なる食感と風味が楽しめます。特に根の部分は繊維質でシャキシャキとした歯応えと強い旨みを持ち、鶏肉や豚肉、だしと合わせて鍋で煮込むことで香り高い一杯に仕上がります。旬は秋から冬にかけてで、牛たん焼きやずんだ餅と並ぶ仙台・宮城の名物グルメとして、近年飲食店でのメニュー化が進み人気が拡大しています。

主な食材

せり(根・茎・葉)鶏肉または豚肉だしせり以外の野菜・きのこ

有名店

漁亭 浜や かわまちてらす閖上店

宮城県名取市閖上中央一丁目6番地

根まで食すせり鍋やせり天が人気の海鮮料理店。せり鍋を含む会席コースは2時間飲み放題付きで5,000円(税込)から。10月〜4月頃の季節限定

詳細を見る →

よくある質問

Q. せり鍋は根っこも本当に食べられるのですか?

A. はい。名取市産のせりは根が柔らかく丁寧に洗浄されており、根・茎・葉すべてを食べられるのが特徴です。特に根の部分には強い旨みが凝縮されており、シャキシャキとした食感が持ち味として近年人気を集めています。

#せり#名取市#鍋料理#冬の味覚#仙台グルメ