1 / 2長良川の鮎料理は、清流長良川で獲れた天然鮎を塩焼きや刺身、なれ寿司などで味わう岐阜市の郷土料理です。長良川では約1300年の歴史を持つ鵜飼が今も行われており、鵜が瞬時にくちばしで締める鮎は身が締まり鮮度が抜群であることから、古くから最高級品として珍重されてきました。歴史書には奈良時代の702年(大宝2年)にすでに鵜飼に携わる人々の記録が残り、平安時代の『和名類聚抄』には美濃国に「鵜飼里」があったと記されています。織田信長は鵜匠を保護し、徳川家康は岐阜で作らせた鮎鮨を江戸まで運ばせたと伝わります。現在も長良川沿いには鮎料理を専門とする料亭や旅館が軒を連ね、鵜飼が行われる5月から10月にかけて多くの人が訪れます。
発祥
長良川の鵜飼は約1300年の歴史を持つとされ、奈良時代の702年(大宝2年)の記録に鵜飼に携わる人々の存在が記されています。平安時代の辞書『和名類聚抄』には美濃国(現在の岐阜市)に「鵜飼里」があったと記されており、古くから鮎漁とそれにまつわる食文化が根付いていたことがうかがえます。
歴史
戦国時代には織田信長が鵜匠に「鵜匠」の身分を与えて保護し、江戸時代には徳川家康が度々鵜飼を見物したほか、岐阜で作らせた鮎鮨(なれ寿司)を江戸まで運ばせたと伝わります。長良川の鮎は皇室にも献上される特産品として、歴史的に高い評価を受けてきました。
特徴
鵜がくちばしで一瞬のうちに締めるため身に傷がつきにくく、鮮度の高さが最大の特徴です。塩焼きや刺身のほか、一夜干し、鮎の甘露煮、酢につけて発酵させたなれ寿司など、多彩な調理法で味わうことができ、鵜飼が行われる5月中旬から10月末が主な提供期間となります。
主な食材
食文化
鵜飼見物とセットで鮎料理を楽しむ観光文化が岐阜市に根付いており、川沿いの料亭や旅館では鮎会席や鵜飼を眺めながらの屋形船料理などが提供されています。