
もずくは、沖縄近海で育つ細く糸状の褐藻で、酢の物や天ぷら、汁物など幅広い料理に使われる沖縄を代表する海藻食材です。中でも沖縄で養殖される「オキナワモズク」は、他の海藻に付着して育つ性質から「藻付く」が語源とされ、コリコリとした強いコシと喉ごしの良さが特徴です。沖縄県のもずく養殖は1970年代に本格的な技術開発が始まり、1977年に初めて養殖ものの水揚げに成功して以降、県内各地の漁協で生産が広がりました。現在では全国のもずく生産量の99%以上を沖縄県が占め、日本一の産地として知られています。酢の物としてはもちろん、卵とじや炒め物にした「もずく丼」は学校給食にも取り入れられて県民に親しまれ、現在は家庭料理としても定着しています。
発祥
「もずく」の名は、岩や他の海藻に付着して育つ性質から「藻に付く」=「藻付く」に由来するといわれます。沖縄近海には天然のもずくも自生していましたが、収穫量は限られていました。沖縄県ではオキナワモズクの人工養殖技術の研究が進められ、昭和50年(1975年)頃から実証試験が行われた末、昭和52年(1977年)に初めて養殖もずくの水揚げに成功しました。
歴史
養殖技術の確立以降、沖縄県内の漁協で生産が拡大し、コシが強く食感の良いオキナワモズクが主力品種として定着しました。現在、沖縄県のもずく収穫量は1万5000トン以上にのぼり、全国生産量の99%以上を占める日本一の産地となっています。もずくを炒めてご飯にのせた「もずく丼」は学校給食で親しまれたことがきっかけで県内に広まり、家庭料理としても定着しました。
特徴
沖縄で養殖される「オキナワモズク」は、一般的なもずくよりも太く、強いコシと歯切れの良い食感が特徴です。酢の物にするほか、天ぷらにしておやつやおつまみとして食べられるのも沖縄ならではの食べ方です。ショウガの搾り汁を加えて海藻特有の香りを和らげた「もずく丼」も郷土料理として親しまれています。
主な食材
食文化
学校給食での提供をきっかけに県民に広く親しまれるようになり、家庭でも日常的に食べられる食材として定着しました。沖縄の海藻養殖業を支える主力品目であり、天ぷらや卵とじなど日常の惣菜からおつまみまで幅広く活用されています。
有名店
中本鮮魚てんぷら店
沖縄県南城市玉城字奥武9
奥武島にある天ぷらの名店。もずく天ぷらは1個100円程度と手頃な価格で、揚げたてを求めて行列ができる人気店
よくある質問
Q. 沖縄のもずくと一般的なもずくは違うのですか?
A. 沖縄で養殖される主流品種は「オキナワモズク」で、本土でとれる「イトモズク」より糸が太く、強いコシと歯切れの良い食感が特徴です。