
水戸納豆は、茨城県水戸市周辺で作られる納豆のブランド名で、粒がそろって糸引きの良い小粒大豆を使うのが特徴です。水戸市周辺は那珂川流域を中心に水害に強い小粒大豆の栽培が盛んで、この地の大豆が納豆づくりに適していたことから発展しました。1889年(明治22年)に初代笹沼清左衛門が「天狗納豆」を創業し、同年の鉄道開通にあわせて水戸駅前で売り出したことをきっかけに、水戸の納豆は全国にその名を知られるようになりました。稲わらに包んだ「わらづと納豆」など伝統的な製法も受け継がれ、現在も水戸市は「納豆のまち」を掲げて7月10日を「納豆の日」とする条例を制定するなど、納豆の街としてのブランドを発信し続けています。
発祥
1083年(永保3年)、後三年の役に向かう源義家が水戸(現在の水戸市渡里町)の一盛長者の屋敷に宿泊した際、馬の飼料であった煮豆の残りが発酵して納豆になったという伝説が伝わっています。水戸周辺は那珂川流域で水害に強い小粒大豆の栽培が盛んな土地柄で、この小粒大豆が納豆づくりに適していたことも、水戸で納豆づくりが根付いた背景とされています。
歴史
1889年(明治22年)、水戸市柵町において初代笹沼清左衛門が「天狗納豆」を創業しました。江戸では糸引き納豆が好まれていることに着目し、納豆を水戸の名物にしようと取り組んだと伝わります。同年の小山-水戸間の鉄道開通にあわせて水戸駅前広場で売り出されたことが、水戸納豆が全国に知られるきっかけになりました。
特徴
水戸納豆は粒のそろった小粒大豆を使うのが特徴で、糸引きが良く味が染み込みやすいとされます。稲わらに納豆を包んで発酵させる「わらづと納豆」は、藁の香りが移った昔ながらの製法として今も作られています。近年では茨城県内で全国流通量の多くを占めるまでに発展し、水戸市は「納豆のまち」として観光やまちおこしにも活用しています。
主な食材
食文化
水戸市は「納豆のまち」を掲げ、2022年6月には7月10日を「納豆の日」とする条例を市議会が制定しました。駅前や土産物店には多くの納豆専門店が並び、食べ比べや工場見学ができる展示館を備える老舗もあるなど、納豆は観光資源としても活用されています。
有名店
| わらつと納豆 | 稲わらに包んで発酵させた昔ながらの製法の納豆。5本束(からし付き)で1,350円程度、水戸土産の定番として親しまれている。購入先を見る →PR |
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よくある質問
Q. 水戸で納豆が有名になったのはなぜですか。
A. 1889年(明治22年)に笹沼清左衛門が「天狗納豆」を創業し、同年開通した鉄道の水戸駅前で売り出したことがきっかけとされています。もともと水戸周辺は納豆づくりに適した小粒大豆の産地であったことも背景にあります。