
きしめんは、幅7〜8mm・厚さ約1mmほどに打った平打ちのうどんで、鰹節と醤油ベースのだしに、油揚げ・かまぼこ・青菜・かつお節などをのせて食べる名古屋の郷土料理です。江戸時代の1728年刊行の句集『二重袋』にすでに「きしめん」を詠んだ句が見られ、遅くとも18世紀初頭には庶民の間で親しまれていたことがわかります。名前の由来には、碁石形の麺にきな粉をつけて食べた「棊子麺(きじめん)」が転じたとする説や、尾張藩主が好んだ雉肉入りのうどん「雉麺」がなまったとする説など諸説あります。麺を平たくすることでゆで時間を短縮でき燃料の節約になったとも言われ、名古屋駅や熱田神宮周辺の専門店で今も広く提供されています。
発祥
きしめんの名称は江戸時代の1728年(享保13年)刊行の句集『二重袋』に「かくしても きしめんにこそ 香りけり」の句が見られ、この頃にはすでに庶民に親しまれる麺料理として定着していたことがうかがえます。名前の由来には、碁石形の麺にきな粉をまぶした「棊子麺」が転じたとする説など複数の説が伝わります。
歴史
尾張地方では古くから小麦の生産が盛んで、平打ちの麺が庶民の食事として発展してきました。麺を薄く平たくすることでゆで時間が短縮でき燃料の節約にもなったことが、きしめんの形状が定着した一因ともいわれます。現在は熱田神宮境内の「宮きしめん」や名古屋駅の「きしめん亭」など専門店が名物として提供しています。
特徴
幅7〜8mm、厚さ約1mmほどの平打ち麺で、コシがありながらもツルツルとしたのど越しの良さが特徴です。鰹節をきかせた醤油だしに、油揚げ・かまぼこ・青菜(小松菜など)・削り節をのせるのが定番の食べ方で、駅の立ち食いから専門店の座敷まで幅広い形態で提供されています。
主な食材
食文化
名古屋駅や熱田神宮周辺には立ち食いから専門店まで多様なきしめん店があり、参拝客や旅行客が手軽に味わえる名古屋名物として定着しています。土産用の乾麺としても広く販売されています。
有名店
よくある質問
Q. きしめんの名前の由来は何ですか?
A. 碁石形の麺にきな粉をつけて食べた「棊子麺」が転じたとする説や、尾張藩主が好んだ雉肉入りうどんの「雉麺」がなまったとする説など、複数の説があり定説はありません。