べったら漬け

Bettarazuke

べったら漬け 1

画像: Wikimedia Commons

べったら漬けは、生の大根を塩で下漬けしたのち、米麹と砂糖でさらに漬け込んで発酵させた、甘みとほのかな酸味が特徴の東京の伝統的な漬物です。江戸時代中期から、日本橋大伝馬町の宝田恵比寿神社で毎年10月19日・20日に開かれる「べったら市」で売られてきたことから、この名で全国に知られるようになりました。名前の由来には、大根の表面に漬け床の米麹がべたべたと付いていたからとする説や、売り子が「べったら、べったら」と囃しながら客の着物の袖に麹を付けようとしたからとする説があります。塩辛い漬物が主流だった時代に、麹の自然な甘みを活かした浅漬け風の味わいは江戸っ子の間で人気を博し、べったら市は江戸から続く秋の風物詩として現在も日本橋の街を賑わせています。今では通年、日本橋周辺の専門店や漬物店で購入できる東京土産の定番となっています。

発祥

江戸時代中期、日本橋大伝馬町にある宝田恵比寿神社の例祭「恵比寿講」の前日、10月19日に開かれた市で、農民たちが飴と米麹で漬けた大根を「浅漬け大根」として売り始めたのが起源と伝えられています。翌20日の恵比寿講にお供えする魚や野菜を求める人々で賑わったことから、市そのものが定着していきました。

歴史

大根の表面に付いた米麹のべたつきから「べったら漬け」と呼ばれるようになり、この呼び名とともに市の名も「べったら市」として江戸っ子に親しまれるようになりました。以来、毎年10月19日・20日に日本橋大伝馬町周辺で開催される市は、江戸時代から続く秋の風物詩として今日まで受け継がれています。

特徴

生の大根を塩で下漬けした後、砂糖や米麹を加えて本漬けし、発酵によって生まれる自然な甘みとパリッとした食感が特徴です。塩辛い漬物が多い中で、麹由来のやさしい甘みと独特の香りが際立ち、白いご飯のお供やお茶請けとして通年楽しまれています。

主な食材

大根米麹砂糖塩

食文化

秋の風物詩「べったら市」で売られてきた歴史から、季節の到来を告げる漬物として親しまれ、現在は東京土産の定番としても定着している。

家庭料理との違い

家庭では塩麹を使った簡易な浅漬け風に仕立てることが多いが、老舗では塩での下漬けと米麹での本漬けを分けて行い、発酵によるコクを引き出している。

有名店

東京新高屋(にいたか屋)

東京都中央区日本橋大伝馬町

日本橋のべったら漬け最大手として知られる老舗。東京べったら漬け1kg箱入りが2,484円程度で販売されている。

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よくある質問

Q. 「べったら漬け」という名前の由来は何ですか。

A. 大根の表面に漬け床の米麹がべたべたと付いていたことに由来するとされます。べったら市の売り子が「べったらだ」と囃しながら売っていたことに由来するという説もあります。

#漬物#べったら市#日本橋#発酵食品