
仙台平は仙台市で織られる男性用袴地の絹織物で、江戸時代中期の貞享・元禄年間(1680年代~1704年ごろ)、仙台藩四代藩主・伊達綱村が御用織物師を召し抱え、袴地や能装束などを織らせたことに始まると伝えられます。撚りをかけた生糸を経糸に、生糸に近い緯糸を水で湿らせながら強く打ち込んで織り上げることで、しなやかで張りがあり、しわになりにくく、光沢と衣擦れの音を持つ独特の風合いが生まれます。江戸から明治・大正期にかけて袴地の最高峰として名を馳せ、最盛期には年間30,000反もの生産量を誇りましたが、需要の減少とともに織元は次第に減り、現在は「合資会社仙台平」がただ一社その伝統を守り続けています。中でも最高級とされる「精好仙台平」は2002年に国の重要無形文化財に指定され、当主・甲田綏郎氏は人間国宝として認定されています。1985年(昭和60年)には宮城県知事指定伝統的工芸品にも指定されました。
発祥
仙台平の起源は江戸時代中期の貞享・元禄年間(1680年代~1704年ごろ)にさかのぼります。仙台藩四代藩主・伊達綱村が京都などから御用織物師を召し抱え、藩の袴地や能装束、裃地などを織らせたことに始まると伝えられています。武家の礼装に用いられる高級織物として藩の庇護のもとで技術が磨かれ、やがて江戸や上方でも珍重される名品へと成長していきました。
歴史
江戸後期から明治・大正期にかけて仙台平は袴地の最高峰として全国的な名声を得て、最盛期には年間30,000反ともいわれる生産量を誇りました。戦時中は多くの織元が廃業する中、甲田栄祐が技術を守り続け、1956年(昭和31年)には重要無形文化財に指定されて人間国宝に認定されました。その子・甲田綏郎が2002年に指定を継承し、現在も「合資会社仙台平」がただ一社、伝統の技を受け継いでいます。1985年には宮城県知事指定伝統的工芸品にも指定されました。
特徴
仙台平の特徴は、撚りをかけた生糸を経糸に、生糸に近い緯糸を水で湿らせながら強く打ち込んで織り上げる独特の製法にあります。この技法により、たてにしなやかで横に張りのある、しわになりにくく耐久性に富んだ生地が生まれます。灰色の縞模様を基調とした落ち着いた意匠が多く、動くたびに衣擦れの音がすることも魅力の一つです。中でも上質な撚糸を平織りにした「精好仙台平」は最高級品とされています。
使用される素材
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職人・工房
購入方法
- 仙台平 公式オンラインショップ
- 合資会社仙台平の直営オンラインショップで反物や小物を購入できる。価格は品目により異なるため公式サイトで要確認。購入先を見る →PR