南部古代型染は、盛岡市に伝わる型染めの技法です。寛永年間(1624〜1643年)、南部藩主が京都から蛭子屋三右衛門(小野家)を御用染師として招き、裃や小袖、鎧下などに型紙を使って南部家の家紋「向鶴」や小菊、牡丹、千鳥といった文様を染めたことに始まると伝えられています。以来、小野家によって代々技術が受け継がれ、藩政期から伝わる型紙は300種類以上にのぼります。藍を基調とした落ち着いた色合いと、一枚の型紙から丁寧に染め出される文様の美しさが特徴で、着尺や帯などの和装小物から、現代の生活に取り入れやすいテーブルセンターまで幅広く手がけられています。現在も盛岡市内の工房でその伝統が守り継がれています。
発祥
南部古代型染は、寛永年間(1624〜1643年)に南部藩主が京都から蛭子屋三右衛門を御用染師として招いたことに始まります。蛭子屋は裃や小袖、鎧下などに型紙を用いて南部家の家紋「向鶴」をはじめ、小菊や牡丹、千鳥といった文様を藍で染め上げ、南部藩の御用染めとして重用されました。
歴史
蛭子屋の家業は小野家として代々受け継がれ、藩政期から伝わる型紙は300種類以上が現在まで保存されています。明治維新後も染物業を続け、当主が代々保存されてきた古い型紙をもとに南部型を復元し、これを「南部古代型染」と名付けました。現在も盛岡市内の店舗兼工房「小野染彩所」で、伝統の型紙と技法を受け継ぎながら制作が続けられています。
特徴
藍染めを基調とした深みのある色合いと、一枚一枚の型紙から生まれる緻密な文様が最大の魅力です。南部家の家紋「向鶴」や小菊、牡丹、千鳥など300種類以上の伝統的な型紙文様が今に伝わり、着尺や帯といった和装品から、テーブルセンターやバッグなど現代の暮らしに合わせた品まで幅広く作られています。
技法
型紙彫り
渋紙に文様を彫り込んで型紙をつくる。藩政期から伝わる意匠を含め300種類以上の型紙が保存されている。
糊置き・藍染め
型紙を布に置いて防染糊を均一に塗り、糊を置いた部分を残しながら藍で染め上げる。
使用される素材
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職人・工房
購入方法
- 蛭子屋 小野染彩所 公式オンラインショップ
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