
郡上本染めは岐阜県郡上市八幡町に伝わる藍染めで、鯉のぼりなどの幟旗を染める筒描きの技法を特徴とする染物です。起源は安土桃山時代の天正年間(1573〜1592年)に遡るとされ、清流・長良川の支流である吉田川の豊かな水に恵まれた八幡町で400年以上にわたり受け継がれてきました。もち米から作る防染糊「真糊」を絞り袋で生地に絞り出す筒描きや、型紙を用いる型染めで文様の輪郭を糊置きし、天然藍で十数回も染め重ねることで、深く冴えた藍色に染め上げます。1977年(昭和52年)には岐阜県の重要無形文化財に指定され、現在も郡上市八幡町の渡辺染物店が15代にわたり技術を継承しています。毎年大寒の前後に吉田川で行われる「鯉のぼりの寒ざらし」は、郡上八幡の冬の風物詩として親しまれています。
発祥
郡上本染めは岐阜県郡上市八幡町に伝わる藍染めで、その歴史は安土桃山時代の天正年間(1573〜1592年)に遡るとされる。長良川の支流である吉田川の豊かな水に恵まれた八幡町で、鯉のぼりなどの幟旗を染める筒描き藍染めの技術が育まれ、400年以上にわたり受け継がれてきた。
歴史
江戸時代から続く技法を守り、現在も郡上市八幡町の渡辺染物店が15代にわたり本染めの技術を継承している。1977年(昭和52年)には岐阜県の重要無形文化財に指定された。毎年大寒の前後には、染め上げた鯉のぼりを吉田川に浸して余分な糊や藍を洗い流す「鯉のぼりの寒ざらし」が行われ、郡上八幡の冬の風物詩として親しまれている。
特徴
もち米から作る防染糊「真糊」を絞り袋(筒)で生地に絞り出す「筒描き」や、型紙を使う「型染め」で文様の輪郭を糊置きし、天然藍で染め上げる。一枚の生地を十数回も藍甕に浸して染め重ねることで深く冴えた藍色が生まれ、使うほどに色合いが変化する様子は「ジャパン・ブルー」として海外でも高く評価されている。
技法
筒描き
真糊を入れた絞り袋(筒)を用いて、生地に直接文様の輪郭を絞り出す技法。鯉のぼりなど大きな幟の力強い図柄を描くのに適している。
型染め
型紙を生地にあて、へらで防染糊を置いていく技法。細やかな文様を均一に繰り返し表現できる。
使用される素材
制作工程
- 1
下絵・糊置き
図柄の下絵を描き、真糊で防染したい部分に糊を置いていく。
- 2
糊伏せ
糊の上に灰やおがくずをまいて乾かし、染料が糊の部分に入り込まないようにする。
- 3
藍染め
天然藍を建てた藍甕に生地を浸し、空気にさらして発色させる作業を十数回繰り返す。
- 4
水洗い
川や水槽で糊を洗い落とし、藍色の文様を浮かび上がらせる。
| 主な産地 |
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職人・工房
購入方法
- 郡上本染 渡辺染物店(オンラインショップ)
- 藍染めのストールやテーブルクロスなどを販売。ストール4,730円程度〜、テーブルクロス7,150円程度〜。購入先を見る →PR