伝統工芸ジャンル
全国各地の細工を横断的に紹介します。
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Nagasaki Bekko (Nagasaki Tortoiseshell Craft)
長崎べっ甲は、海亀の一種であるタイマイの甲羅を加工して作る長崎の伝統工芸品です。江戸時代、鎖国のもとで長崎港だけがオランダや中国との貿易港となり、原料のタイマイを手に入れやすかったことから、長崎でべっ甲細工が発達したとされます。長崎の技法は、のちに江戸などへ伝わったと紹介されています。開国後は外国人にも人気を集め、技術とデザインが磨かれました。最大の特徴は、接着剤を使わず、水と熱と圧力だけで甲羅を貼り合わせる技法です。このため「水と熱の芸術」とも呼ばれます。かんざしやブローチなどの装身具のほか、宝船などの置物も作られています。2017年に国の伝統的工芸品に指定されました。一方、タイマイはワシントン条約で国際取引が禁じられ、日本は1992年をもって輸入を止めました。職人は過去に輸入した原料を大切に使いながら、技を受け継いでいます。