
横手やきそばは、秋田県横手市発祥のご当地焼きそばです。太めの茹で角麺にひき肉と刻んだ紅生姜を混ぜ込んだ甘口のウスターソースで炒め上げ、仕上げに半熟の目玉焼きと福神漬けを添えるのが最大の特徴です。第二次世界大戦直後、横手市内で屋台のお好み焼き屋を営んでいた店主が新たなメニューを模索したことから生まれ、地元の製麺業者との試行錯誤を経て昭和28年(1953年)頃に現在の麺の形が完成したと伝えられています。手軽さと美味しさから瞬く間に広まり、最盛期には市内に約100店舗の焼きそば店があったともいわれます。平成13年(2001年)には「横手やきそば暖簾会」が発足し、地域ブランドとして全国への発信とまちおこしが続けられています。
発祥
横手やきそばは、終戦直後に横手市内で屋台のお好み焼き屋を営んでいた店主が、お好み焼き用の鉄板を活かした新たなメニューを考案しようとしたことから生まれたとされます。当時市内で売られていたお好み焼きは薄いクレープ状で割り箸に巻いて食べるものでしたが、これに代わる商品として焼きそばの開発が始まりました。
歴史
市内の製麺業者との試行錯誤を重ね、昭和28年(1953年)頃に現在の太めの茹で角麺が完成したと伝えられています。手頃な価格とおいしさから爆発的な人気を集め、製造に特別な道具を要しないことから駄菓子屋や民家の軒先でも販売されるようになり、最盛期には市内に約100店舗の焼きそば店が存在したといわれます。平成13年(2001年)7月には「横手やきそば暖簾会」が発足し、味の基準づくりや全国への発信を通じたまちおこしが進められています。
特徴
縮れのない太めの茹で角麺を用い、ひき肉と刻んだ紅生姜を混ぜ込んだ甘口のウスターソースで炒め上げるのが特徴です。仕上げに半熟の目玉焼きをのせ、福神漬けを添えて出すのが横手やきそばの定番のスタイルで、静岡の富士宮やきそば、群馬の太田やきそばとともに「日本三大やきそば」と呼ばれることもあります。
主な食材
食文化
戦後の屋台文化から生まれ、駄菓子屋や家庭の軒先でも作られる庶民の味として横手市民の食生活に定着しました。現在も「横手やきそば暖簾会」が加盟店の味の基準を定め、横手やきそば道場を通じて全国の愛好者に公認店舗としての参加を呼びかけるなど、地域ぐるみでブランドを守り育てています。
家庭料理との違い
家庭では市販の中華麺やウスターソースで手軽に作ることが多いですが、専門店では加盟店ごとに配合した自家製ソースと太めの専用麺を用い、目玉焼きと福神漬けを添えた定番の盛り付けを守っている点が異なります。
有名店
元祖神谷焼きそば屋
秋田県横手市大屋新町中野117-67
昭和30年(1955年)創業の草分け的存在。肉玉子野菜(並)750円程度〜
藤春食堂
秋田県横手市大屋新町堂ノ前22-3
麺2玉にひき肉・目玉焼き・豚もも肉をのせた「特製やきそば」が看板メニュー