
津山ホルモンうどんは、岡山県津山市を中心とする美作地域のご当地グルメで、新鮮なミックスホルモン(豚や牛の内臓肉)を野菜とともに炒め、味噌や醤油をベースにした甘辛いタレでうどんと絡めて仕上げる料理です。津山地域は古くから牛馬の流通拠点として栄え、明治時代まで肉食が公には忌避されていた時代にも牛肉が「養生喰い」として例外的に食べられてきた歴史があり、新鮮な内臓肉を扱う食肉処理の技術が発達していました。この土地柄を背景に、ホルモンを新鮮なうちに味わう料理として親しまれてきたのが津山ホルモンうどんです。2008年頃から津山市や「津山ホルモンうどん研究会」が中心となってご当地グルメとして売り出し、2011年のB-1グランプリではシルバーグランプリ(2位)を獲得しました。現在は津山市内に50軒以上の提供店があるとされ、観光客にも人気の名物料理となっています。
発祥
津山地域は古くから牛馬の流通拠点で、8世紀初頭には津山で牛馬市が開かれていた記録が残るといわれます。日本では明治時代まで肉食が公には忌避されていましたが、津山では牛肉が薬用の「養生喰い」として例外的に食べられており、新鮮な内臓肉(ホルモン)を扱う食肉処理の技術と文化が古くから育まれてきました。この土地柄が津山ホルモンうどんの土台になったと考えられています。
歴史
地元で親しまれてきたホルモン焼きうどんは、2008年頃から津山市や「津山ホルモンうどん研究会」が中心となってご当地グルメとして本格的に売り出されるようになりました。2011年のB-1グランプリではシルバーグランプリ(2位)を獲得し、全国的な知名度が高まりました。現在は津山市内に50軒以上の提供店があるとされ、農林水産省の「うちの郷土料理」にも選定されています。
特徴
新鮮なミックスホルモンをキャベツやたまねぎ、長ねぎなどの野菜と強火で炒め、味噌や醤油をベースにした甘辛いタレとうどんを絡めて仕上げます。仕上げにもやしを加えるのも特徴です。津山の食肉処理技術の高さからホルモンの臭みが少なく新鮮な状態で提供されることが多く、店ごとにタレの配合や辛さの調整が異なる点も食べ比べの楽しみになっています。
主な食材
有名店
橋野食堂
岡山県津山市川崎549-9
明治17年(1884年)創業と伝わる老舗食堂。秘伝の味噌ダレで仕上げるホルモンうどんが名物で辛さも選べる。ホルモンうどんは1玉830円〜900円程度、2玉930円〜1,000円程度(時期により変動)。