とちぎ和牛

Tochigi Wagyu

とちぎ和牛 1

とちぎ和牛は、栃木県内の指定生産者が丹精込めて育てた黒毛和種のうち、枝肉格付でA・Bの4等級以上という厳しい基準をクリアした牛肉だけに与えられるブランド名です。昭和63年(1988年)、県産和牛のブランド化に取り組む中で命名されました。約200名の指定生産者が、血統の優れた子牛を約30ヶ月という長い期間かけて肥育し、肥育後期には栃木県産米を飼料に添加するなど、肉質と風味の向上に力を注いでいます。県内で飼養される和牛は年間約1万頭にのぼりますが、とちぎ和牛として認定されるのはそのうち年間約3千5百頭ほどにとどまり、きめ細やかな霜降りと柔らかな肉質が特長です。全国肉用牛枝肉共励会など全国規模の品評会でも高い評価を受けており、県内外のすき焼き店・焼肉店で味わうことができます。

発祥

栃木県では古くから畜産業が盛んで、良質な水と豊かな飼料に恵まれた那須野が原などの地域で和牛の飼育が行われてきました。昭和63年(1988年)、県産和牛の価値をより多くの人に伝えるため統一ブランドとして「とちぎ和牛」の名称が定められ、指定生産者制度と厳格な格付基準による品質管理が始まりました。

歴史

命名以降、県と生産者・関係団体が一体となって飼育技術の向上に取り組み、2009年度の全国肉用牛枝肉共励会では大田原市の生産者が手がけたとちぎ和牛が最高位の名誉賞を受賞するなど、全国規模の品評会で高い評価を積み重ねてきました。現在は香港やアメリカなど海外への輸出も行われ、栃木を代表する農畜産物として認知されています。

特徴

指定生産者が育てた黒毛和種のうち、枝肉格付がA・Bの4等級以上のものだけがとちぎ和牛を名乗ることができます。肥育期間は一般的な和牛より長い約30ヶ月に及び、肥育後期には栃木県産の飼料用米を加えることで、肉のきめ細かさと甘みのある脂の質を高めています。

主な食材

黒毛和種(指定生産者が肥育した4等級以上の牛肉)

食文化

すき焼きや焼肉、しゃぶしゃぶなど、家族や来客をもてなす特別な席で振る舞われることが多く、栃木県民にとって「ハレの日のごちそう」として親しまれています。

家庭料理との違い

家庭では手頃な部位を使った料理が中心ですが、専門店では特上フィレやサーロインなど希少部位をすき焼き・焼肉のコースで提供し、和牛本来の霜降りと香りを存分に楽しめる点が異なります。

有名店

とちぎ和牛 焼肉ソウル 宇都宮駅前店

栃木県宇都宮市駅前通り3-6-5 リッチモンドホテル宇都宮駅前アネックス1F

創業57年の老舗焼肉店。A-4・A-5ランクのとちぎ和牛をリーズナブルな価格で提供し、飲み放題付き宴会コースは6600円〜10000円程度

焼肉 阿吾羅

栃木県宇都宮市

地元で愛されるとちぎ和牛の名店。1頭から約6kgしか取れない希少部位・特上フィレのすき焼きが名物

よくある質問

Q. 「とちぎ和牛」と「栃木県産和牛」は同じものですか。

A. 異なります。栃木県内で育てられた黒毛和種はすべて「栃木県産和牛」ですが、その中でも指定生産者が育て、枝肉格付でA・Bの4等級以上と認められたものだけが「とちぎ和牛」を名乗ることができます。

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