須古寿司

Sukozushi

須古寿司 1

画像: Wikimedia Commons

須古寿司は、佐賀県白石町須古地区に約500年前から伝わる箱寿司スタイルの郷土料理です。「もろふた」と呼ばれる浅い木箱に酢飯を敷き詰め、ムツゴロウの蒲焼やしいたけ、ごぼう、奈良漬、紅しょうが、錦糸卵などの具材を彩りよく盛り込みます。かつて須古の領主が農民のために米の品質改良に尽力したことに感謝し、領民が海の幸・山の幸を使って寿司を作り献上したのが始まりと伝えられます。以来、母から子へ、子から孫へと受け継がれ、祭りや祝い事、寺院への参拝、里帰りした娘をもてなす料理として親しまれてきました。近年ではムツゴロウの入手が難しくなり、エビやコノシロで代用されることもありますが、地域の宝として学校の調理実習などでも継承活動が続けられています。

発祥

約500年前、須古地区を治めていた領主が農民の暮らしを大切にし、米の品質改良に尽力したことへの感謝を込め、領民たちが有明海の幸と地元の山の幸を使って彩り豊かな寿司を作り、領主にお礼として献上したことが始まりと伝えられています。

歴史

以来、須古の家庭では母から子へ、子から孫へと作り方が受け継がれ、祭りや祝い事、寺院参拝、里帰りした娘へのもてなし料理として今日まで大切にされてきました。「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれたほか、令和6年度には文化庁の「100年フード」にも認定され、白石町内の直売所やスーパーでも購入できます。

特徴

「もろふた」と呼ばれる浅い木箱にうるち米ともち米を合わせた酢飯を詰め、ムツゴロウの蒲焼、干ししいたけ、ごぼう、奈良漬、紅しょうが、錦糸卵などを彩りよく盛り付ける箱寿司です。切り分けた寿司は専用の木べらですくって取り分けるのが独特の作法で、近年はムツゴロウの代わりにエビやコノシロを使うこともあります。

主な食材

うるち米・もち米ムツゴロウの蒲焼(またはエビ・コノシロ)干ししいたけごぼう奈良漬紅しょうが錦糸卵

食文化

祭りや祝い事はもちろん、寺院への参拝客のもてなしや、里帰りした娘への手料理としても振る舞われてきました。もろふた一箱を家族や近隣で分け合って食べる、地域ぐるみの祝い料理としての性格を色濃く残しています。

有名店

とこのとこ

佐賀県杵島郡白石町堤624-1(須古駐在所隣)

須古寿司を気軽に味わえるカフェ&バル。須古寿司に主菜・副菜・汁物が付くランチセット2,000円程度〜

角屋商店

佐賀県杵島郡白石町大字堤628

須古寿司の弁当(2切れ入り)450円、もろふた(要予約)大4,700円・中3,500円・小2,700円程度

よくある質問

Q. 「もろふた」とは何ですか?

A. 須古寿司を詰める浅い木箱のことで、切り分けた寿司を専用の木べらですくって取り分けるのが伝統的な食べ方です。

#白石町#須古寿司#箱寿司#100年フード