
千枚漬けは、薄くスライスした聖護院かぶらを昆布とともに塩漬けし、酢やみりんで甘酸っぱく仕上げる京都を代表する漬物です。すぐき漬け・しば漬けと並ぶ「京都三大漬物」の一つに数えられ、特に冬の京都の味覚として親しまれています。慶応元年(1865年)に宮中の料理方であった初代・大黒屋藤三郎が考案したのが始まりと伝えられ、玉砂利に見立てたかぶらと松の緑に見立てた壬生菜で御所の風景を表現した意匠にも歴史的な背景が感じられます。上品な甘みと昆布の旨み、パリッとした歯ざわりが特徴で、京都土産としても定番の一品です。
発祥
千枚漬けは、慶応元年(1865年)に宮中の大膳職(御所の料理方)を務めていた初代・大黒屋藤三郎が考案したと伝えられます。宮中で使われていた聖護院かぶらを主材料とし、御所ゆかりの漬物として売り出されたのが始まりです。
歴史
考案以来、京都の冬の名物として広まり、明治以降は一般の家庭や料亭にも普及しました。現在も考案者の流れをくむ老舗が「千枚漬発祥」を掲げて営業を続けており、京都府漬物協同組合も三大京漬物の一つとして紹介しています。
特徴
薄くスライスした聖護院かぶらを昆布とともに塩漬けし、酢や砂糖・みりんなどを加えて漬け込む甘酢漬けの一種です。かぶらを玉砂利、添えられる壬生菜を松の緑に見立てるなど、御所の庭園を思わせる意匠が込められているといわれます。
主な食材
聖護院かぶら昆布壬生菜塩・酢・みりんなど
食文化
冬に旬を迎える聖護院かぶらを用いることから京都の冬の味覚として定着し、年末年始の贈答品やお節料理の添え物としても親しまれています。
有名店
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