奥久慈しゃも

Okukuji Shamo

奥久慈しゃも 1

奥久慈しゃもは、茨城県北部の大子町を主産地とする地鶏で、県内で選抜された気性の穏やかなしゃもに、コクのある肉質で知られる名古屋コーチンと産卵性に優れたロードアイランドレッドを交配して生み出されました。通常の食用鶏の約3倍にあたる期間をかけて飼育され、オスは110日以上、メスは130日以上、28日齢以降は1平方メートルあたり10羽以下のゆとりある環境で育てられます。昭和60年(1985年)に本格的な生産・販売が始まり、昭和63年(1988年)には全国地鶏味比べコンテストで1位を獲得。平成30年(2018年)には地鶏として日本で初めて地理的表示(GI)保護制度に登録され、品質の高さが公的に裏付けられました。脂肪が少なく締まった歯ごたえとジューシーでコクのある旨味が持ち味で、大子町では親子丼やしゃも鍋など多彩な料理で提供されています。

発祥

奥久慈しゃもは、茨城県で系統選抜された気性の穏やかなしゃもをもとに、コクのある肉質で知られる名古屋コーチンと産卵性に優れたロードアイランドレッドを交配して作出された、大子町を中心とする県北地域独自の地鶏です。昭和50年代から育種研究が進められ、地域の気候風土に適した飼育方法が確立されていきました。

歴史

昭和60年(1985年)に本格的な生産・販売が始まり、昭和63年(1988年)には全国地鶏味比べコンテストで10種の地鶏中1位を獲得して知名度を高めました。平成30年(2018年)12月には、特定農林水産物等の名称の保護に関する制度(GI保護制度)に地鶏として日本で初めて登録され、産地と品質が国のお墨付きを得ています。

特徴

通常の食用鶏の約3倍の期間をかけて飼育され、オスは110日以上、メスは130日以上、28日齢以降は1平方メートルあたり10羽以下のゆったりした環境で育てられます。脂肪分が少なく緻密でしっかりとした歯ごたえがありながら、ジューシーで深いコクのある味わいが特徴で、ブロイラーに比べ脂質は約4割、カロリーは約2割低いとされています。

食文化

大子町では「奥久慈しゃも大子よかっぺ倶楽部」に加盟する飲食店・旅館が親子丼やしゃも鍋、しゃも弁当など多彩なしゃも料理を提供しており、町を挙げてグルメガイドブックを発行するなど観光資源として活用しています。

家庭料理との違い

家庭では鶏肉として唐揚げや焼き鳥など一般的な料理に使われることが多い一方、大子町の飲食店ではしゃも本来の歯ごたえと出汁の旨味を生かした親子丼やすき鍋など、専門的なメニューとして提供されることが多く見られます。

有名店

弥満喜

茨城県久慈郡大子町大子741

JR常陸大子駅近くの食事処。奥久慈しゃもと地卵を使った親子丼(奥久慈しゃも丼)が名物で1,430円程度(税込)

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