
もつ鍋は、牛や豚のもつ(内臓肉)をキャベツやニラ、にんにく、唐辛子とともに醤油や味噌ベースのスープで煮込む、福岡・博多発祥の鍋料理です。終戦直後の食糧難の時代、安価に手に入る牛もつを野菜と一緒にアルミ鍋で煮て食べたのが始まりと伝えられています。その後、食材事情の改善とともにキャベツが加わり、もつ・にら・キャベツ・醤油ベースのスープ・〆のちゃんぽん麺という現在の形に確立されました。1980年代後半から博多市内で専門店が急増し、1990年代前半に全国的な「もつ鍋ブーム」が起こったことで、福岡を代表するご当地グルメとして定着しました。プリプリとした食感のもつと、たっぷりの野菜を一度に摂れる栄養バランスの良さも人気の理由です。
発祥
戦後の食糧難の時代、安価で手に入りやすかった牛や豚のもつを、ニラや唐辛子とともにアルミ鍋で煮て食べたのが始まりとされます。当時は炭鉱労働者たちが体力をつけるために食べていたという説もあり、博多の庶民の暮らしの中から生まれた料理といえます。
歴史
その後、生産量が増えたキャベツが加わり、もつ・にら・キャベツ・醤油味のスープ・〆のちゃんぽん麺という現在の形へと発展しました。1980年代後半から1990年代にかけて博多市内でもつ鍋の専門店が次々と開業し、1990年代前半のもつ鍋ブームによって全国へ一気に広まりました。
特徴
醤油味と味噌味の二系統が主流で、キャベツとニラをもつと同量以上たっぷり使うのが博多式の特徴です。にんにくと唐辛子を効かせたパンチのある味わいで、もつから出る脂とうまみがスープに溶け込みます。最後は残ったスープでちゃんぽん麺を煮込んで食べるのが定番の締めくくりです。
主な食材
有名店
博多もつ鍋 おおやま 本店
福岡県福岡市博多区店屋町7-28
みそ・しょうゆ・水炊き風の3種の味が選べる人気店。もつ鍋1人前2,178円程度〜(税込)
もつ鍋 楽天地 博多駅前二丁目店
福岡県福岡市博多区博多駅前2-5-23
創業約50年、市内に多店舗展開するもつ鍋専門店。予算3,500円程度〜
博多名物 もつ鍋 笑楽 博多駅店
福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 くうてん10F
創業30年余のもつ鍋専門店。九州産ホルモンを使用し、予算3,000円程度〜
よくある質問
Q. もつ鍋の〆はなぜちゃんぽん麺なのですか?
A. もつからうまみが溶け出したスープを最後まで無駄なく味わうために、太めでスープを吸いやすいちゃんぽん麺で締めるのが博多流の定番となりました。麺のほか、雑炊で締める店もあります。