烏城彫は、岡山城の別称「烏城(うじょう)」にちなんで名付けられた岡山市の木彫漆器です。創始者は木口九峰(本名・木口房四郎、1895〜1969年)で、趣味で茶道具などを彫っていたことから木彫に傾倒し、1927年(昭和2年)に自らの作品を「烏城彫」と命名しました。ケヤキ・ナラ・カツラ・キリなどの一枚板に、野菜や果物、草花、古瓦の文様などを浮き彫りにし、生漆を塗っては布で拭き取る「拭き漆」を13〜24回ほど繰り返して仕上げます。使い込むほどに艶と味わいが増していく点が特徴です。もともとは営利目的ではなく、身体障害者の仕事づくりを目的とした社会事業として考案されたもので、1953年に財団法人烏城彫協会が設立されました。1930年と1946年の2度、昭和天皇に烏城彫の香盆・茶入が献上されています。90年以上の歴史を経て、現在も岡山市の特産工芸品として受け継がれています。
発祥
烏城彫の創始者は木口九峰(本名・木口房四郎、1895〜1969年)です。趣味で茶道具などを彫るうちに木彫に傾倒して彫刻家に転じ、1927年(昭和2年)に自らの作品を岡山城の別称「烏城」にちなんで「烏城彫」と名付けました。
歴史
烏城彫は営利商品としてではなく、身体障害者の仕事づくりを目的とした社会事業として考案され、1953年に財団法人烏城彫協会が設立されました。1930年と1946年の2度にわたり、烏城彫の香盆・茶入が昭和天皇に献上されています。以来90年以上にわたり、岡山を代表する特産工芸品として受け継がれてきました。
特徴
ケヤキ・ナラ・カツラ・キリなどの一枚板に、野菜や果物、草花、古瓦の文様などを浮き彫りにし、生漆を塗っては布で拭き取る「拭き漆」を13〜24回ほど繰り返して仕上げます。使い込むほどに艶と味わいが増していく「用の美」を備えた手彫りの漆器です。
使用される素材
制作工程
- 1
下絵・浮き彫り
一枚板に文様の下絵を描き、彫刻刀で浮き彫りにする。
- 2
拭き漆
生漆を塗っては布で拭き取る作業を13〜24回ほど繰り返し、艶を出す。
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職人・工房
購入方法
- 烏城彫本店(烏城彫協会)
- 岡山市北区天神町にある烏城彫の直営店。香盆や茶托、皿など伝統の浮き彫り漆器を購入できる。購入先を見る →PR