中新田打刃物は宮城県加美郡加美町(旧中新田町)に伝わる鍛冶技術による打刃物で、江戸時代の寛文年間(1661~1673年ごろ)、仙台藩の刃匠・舟野五郎兵衛が鎌づくりを始めたことに起源を持つと伝えられています。以来300年以上にわたり、日本刀づくりと同じ鍛錬技術を用いて鉄と鋼を打ち鍛える「空打式」と呼ばれる製法が受け継がれてきました。刃を上向きに使う独自の形状の鎌は土との摩擦を減らして刃こぼれしにくく、研ぎ直しもしやすいと評価されています。鎌のほか、菜切り包丁や皮剥き包丁など各種の打刃物も手がけられています。最盛期には11軒の鍛冶屋が軒を連ねていましたが、後継者不足により現在は「石川刃物製作所」の4代目・石川美智雄氏がただ一人の職人としてその技術を守り続けています。1982年(昭和57年)に宮城県知事指定伝統的工芸品に指定されました。
発祥
中新田打刃物の起源は江戸時代の寛文年間(1661~1673年ごろ)、仙台藩の刃匠であった舟野五郎兵衛が中新田(現・加美町)で鎌づくりを始めたことにあると伝えられています。日本刀の鍛錬技術を応用し、鉄と鋼を組み合わせて打ち鍛える製法が確立され、農作業に欠かせない鎌を中心に、地域の暮らしを支える刃物づくりの産地として発展していきました。
歴史
以来300年以上にわたり、中新田(現・加美町)では鍛冶職人による打刃物づくりが受け継がれてきました。最盛期には11軒もの鍛冶屋が軒を連ね、鎌や包丁など多様な刃物を生産していましたが、時代とともに需要が変化し、後継者も減少していきました。1982年(昭和57年)に宮城県知事指定伝統的工芸品に指定され、現在は「石川刃物製作所」の4代目・石川美智雄氏がただ一人の職人として、その技術と伝統を守り続けています。
特徴
中新田打刃物の特徴は、日本刀づくりと同じ鍛錬技術を用いる「空打式」と呼ばれる製法にあります。炉で加熱した鉄と鋼を金槌で打ち鍛えて成形するもので、こうした手法で刃物を作る産地は全国的にも珍しいとされています。代表的な鎌は刃を上向きに使う独自の形状で、土との摩擦を減らして刃こぼれしにくく、研ぎ直しもしやすい実用性の高さが評価されています。
使用される素材
制作工程
- 1
鍛接・鍛錬
炉で鉄と鋼を加熱し、金槌で打ち鍛えながら組み合わせる「空打式」と呼ばれる技法で成形する。
- 2
焼き入れ
熱した刃を急冷し、刃物としての硬さと粘りを引き出す。
- 3
研ぎ・仕上げ
刃を研ぎ上げ、柄を付けて鎌や包丁として仕上げる。
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職人・工房
購入方法
- 石川刃物製作所(オンラインショップ・ふるさと納税)
- BASEのオンラインショップや各種ふるさと納税サイトで菜切り包丁などを購入できる。工房への直接の問い合わせは電話(0229-63-3095)で受け付けている。購入先を見る →PR