
旭川家具は、北海道旭川市とその近郊で作られる木工家具の総称で、静岡・飛騨・徳島・大川と並ぶ日本有数の家具産地として知られます。起源は1890年(明治23年)の旭川村誕生とともに開かれた木挽場にさかのぼり、1898年の鉄道開通と1899年の陸軍第七師団移駐を契機に本州から大工や家具・建具職人が旭川へ移住したことで木工業が本格化しました。1913年の冷害を機に木工伝習所が開設されて技術振興が進み、1949年には国指定「重要木工集団地区」に北海道で唯一選定されました。旭川近郊の大雪山系の原生林から良質な広葉樹材を調達できることに加え、1990年開催の国際家具デザインフェア旭川(IFDA)を通じて世界的なデザイン性の追求が続けられている点が特徴です。現在は旭川家具工業協同組合に旭川市・東川町・東神楽町・当麻町の家具メーカー約40社が加盟し、共同展示・共同受注などを通じて産地全体でブランドを支えています。
発祥
旭川家具の起源は1890年(明治23年)、開拓が進む旭川村の誕生とともに完成した木挽場にあります。当初は開拓民の住居や生活用具づくりに木材が使われていましたが、1898年の鉄道開通と1899年の陸軍第七師団移駐を機に、本格的なまちづくりのため本州から大工・家具職人・建具職人が旭川へ移住し、木工業が本格的に発展する土台となりました。
歴史
1913年(大正2年)の冷害で農業が打撃を受けたことを機に、旭川では産業振興のため木工伝習所が開設され、木工技術の指導・研究が進められました。戦後は進駐軍施設の建設需要で木工業が復興し、1949年には国指定「重要木工集団地区」に北海道から唯一選定されています。1990年には「国際家具デザインフェア旭川(IFDA)」が始まり、世界的なデザインコンペティションを通じて若手デザイナーの育成と産地全体のブランド力向上が図られてきました。
特徴
旭川近郊に広がる大雪山系の原生林から、ナラやタモ、ニレなど良質な広葉樹材を安定して調達できることが最大の強みです。木材の質を生かしたシンプルで機能的なデザインを追求する姿勢が特徴で、国際家具デザインフェアを通じて磨かれたデザイン性の高さから、日本を代表する家具産地の一つに数えられています。旭川市・東川町・東神楽町・当麻町の約40社が旭川家具工業協同組合に加盟し、共同展示・共同受注・共同物流などで産地を支えています。
使用される素材
制作工程
- 1
製材・乾燥
大雪山系などから調達した原木を製材し、じっくりと時間をかけて乾燥させ木材の狂いを防ぐ。
- 2
加工・組み立て
設計に基づき部材を加工し、職人の手仕事と機械を組み合わせて組み立てる。
- 3
仕上げ
表面を研磨し、オイルや塗装で仕上げて木目の美しさと耐久性を引き出す。
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職人・工房
購入方法
- 旭川デザインセンター
- 旭川市と近郊の家具メーカー約30社の製品を常設展示・販売する旭川家具の拠点。座り心地を確かめながら購入でき、木工品やクラフトも扱う。購入先を見る →PR
- 旭川家具工業協同組合
- 旭川市・東川町・東神楽町・当麻町の家具メーカー約40社が加盟する組合。加盟メーカーの情報や産地の取り組みを紹介している。購入先を見る →PR